看護師として仕事をしていると、「もっと、深く医療を学んでいきたい」と考えている方もいると思います。「キャリアアップのために、新たな分野にチャレンジしたい」と考えている方もいるでしょう。看護師の仕事というのは活躍できる場が幅広いですから、新たな目標を考えている方もいると思います。そんな方は、オペで活躍出来る麻酔看護師を目指してみませんか。
では、麻酔看護師について、ご紹介しましょう。実は、日本ではまだ制度なども確立されていない仕事ではありますが、アメリカでは当たり前となっている存在です。アメリカでは麻酔看護師の資格制度が確立されており、手術中の麻酔などは麻酔看護師が行っていることになります。日本では、まだこの制度は確立されていませんが、麻酔看護師制度については議論されています。どうして麻酔看護師の存在が必要になっているかというと、日本では麻酔科医が不足しているため。一人の麻酔科医が、いくつもの手術をかけもちしていることもあり、過酷な待遇となっています。これでは安全な手術が出来なくなってしまいますから、麻酔看護師を育成して安全な手術が出来る様に体制を整えたいと期待されています。オペで麻酔を行うということは、それだけ知識も必要となりますから、制度が確立された際には難易度の高い資格となるでしょう。しかし、その分やりがいはあるはずです。
このように、看護師の中には麻酔看護師として、手術の安全性を高める仕事もあります。今後、制度がしっかりと確率されれば、スペシャリストとしての道も開けるでしょう。そうなれば、看護師の在り方なども今後大きく変わってくる可能性がありますから、今後の制度確立などに期待したいものですね。